アニメ魔道祖師を理解するために陳情令見た話

今年1月くらいから友人が突然「魔道祖師」にどハマリして、寝ても覚めても「魔道祖師を見てくれ~~~」以外の日本語を話さなくなりました。

それまで全く海外コンテンツに対する知見がなかったはずなのに、中華BLについて2時間プレゼンされたり、中国語がわからないのに原作を輸入して購入し、自力で翻訳しながら読み始めたり、描・書両用で二次創作を始めたり、荒れた大地を耕すかのようにかなりの勢いとパッションを持って未知の世界に手を伸ばしているようでした。

 

頼むからアニメを見てくれということで、1月から始まったアニメ魔道祖師を見始めたのですが、世界観がわからん・内容が難しい・顔同じ名前が覚えられず、挫折。友人も魔道祖師を原作とする実写ドラマ「陳情令」から魔道祖師に触れたということで、まずはドラマの視聴をおすすめされました。しばらくすると、U-NEXTでも陳情令が見放題配信されると聞き、恐る恐る4月頃から見始めることに。

 

私は普段邦画や洋画ともにドラマを見る習慣がなく、アニメしか見ていないので、まず1話40分のドラマが見れるのか?という不安がかなりありました。

しかも吹替がなく字幕…!吹替で洋画を見た経験もほとんどありません。

とにかく集中力がないので、アニメもソシャゲやりながら見ているし、ボイスなしのイベストは読むのを後回しにしがちで、フルボイスのストーリーはドラマCD代わりに作業用BGMにしている私にとってはかなりハードル高いのでは…。と、思いながらでしたが、10話くらいまで見れるとあとはするする見れるようになりました。

最初の方はずっと画面を見続けるというのが大変で、いつもいかに音に頼って内容を把握しているかを思い知らされました。真剣に画面を見続けるというのは、結構な体力を消耗しますが、かなり発見があったり、詳しい部分まで記憶できていたりと、見終わる頃の充足感に繋がったなと感じました。

 

Twitterに感想を投げていたので、引用しつつまとめています。このブログ自体自分のアウトプット用のメモみたいなものなので、めっちゃ長いです。

アニメは現在放送分(20話)まで、ドラマCDも聞きましたがまだ原作は読んでいないです。感想はドラマしか見ていないときの感想です。

 

魏無羨の弟弟子?金の雀捕まえてキャッキャしてた子がめちゃくちゃ可愛くてかわいいになりました(今日の感想それ)

この子死んだりせんよな…とにかく可愛いのでとりあえず不憫な目に合わないで欲しい…走り方が袖をつまみながらなのがキュートだし扇で口覆うのも可愛い 風流を愛する、というのがギャップあって好き!になった

聶懐柔のことですね。4話で聶懐柔、姫じゃん!可愛いじゃん!となってから、聶懐柔ウォッチャーと化していました。

聶懐桑…!元気か!?お前の安否が気になって夜しか眠れん…倒れ方まで美少女なのよ

ねえところで、聶懐桑は!?

21話、聶懐桑生きてて超嬉しかった…一生幸せでいて欲しい…頼む

今日も聶懐桑は可愛かった

聶懐桑が辛い目にあったら見れなくなると思います

結構出てきたり出てこなかったりしていたので、「ところで聶懐柔は!?」と不安になりながら見ていた。

もしかして聶懐桑、可愛いだけじゃない?怖いよ

最後の最後でエッ!みたいな一面を垣間見てしまってびっくりしました。まあ今まで重要なシーンことごとく不在だったし戦うのも危険な目に遭うのも嫌いなはずなのに何故ここにいる?とは思っていましたが。兄に対する感情も私はまだ上手く解釈できていないです。お前のことがもっと知りたい…。いつか番外編にも触れてみたいです。

 

背負う女が好きだから温情どんどん好きになるな…板挟みすぎる不憫な目に遭わないでくれ……

温情人間として信用出来る感じする 自分の利益のために他者を切り捨てられない情の深さがいいな みんな早く幸せになれ

温情優しい 情が深い 大好き

結局見終わってみて、一番好きだったのは温情でした。自分の利益のために他者を切り捨てられないのは魏嬰とも通じるところがあるし、何よりも家族を大切にする、どんな人であっても医者として人を救うというポリシーを持っているのはすごく好感が持てました。そして美人。温情が画面に映るたびに可愛い~~て言ってた。

 

あたりまえ体操過ぎるんだけど江澄と温情、好きだね!!!!??????9話のあの情報の渡し方好きすぎてハ!?て大声出してしまった 仲悪い2人ホンマにホンマにホンマにホンマにだいすきだ〜〜〜〜〜〜(富士サ〇リパーク)

9話の江澄と温情のやり取りがお互いに背負うものがある2人らしくて好きでした。江澄の温情に対する感情の揺れは、原作にはないらしいですけど、返された櫛をずっと大切に持ってる江澄よかったな…。

 

27話、口喧嘩する魏嬰と温情見てもうもうもうこれがずっと続いて欲しい…としか思えんかった

温情は、魏嬰のことをよく見ているし気が利くし、口では厳しい事を言っていても優しい。乱葬崗での阿苑を土に埋めてるときのやりとりや、2人が夫婦のように口喧嘩していたりするのを見て、多分これが魏嬰が何もかもを捨てて守った時間なんだろうな…と泣いていた。

乱葬崗で過ごしていた時間は、江氏を裏切っている魏嬰にとっては辛い時間だったろうなと思うけど、魏嬰と温情の関係が好きだったな。

 

魏嬰があまりにも1人で何でもかんでも背負うのでもうやめて…になる

魏嬰の闇が少しずつ蓄積してくの怖い 1人で全部抱え込んでるから藍湛がめちゃくちゃ気にかけてくれて嬉しいな 

魏嬰…お前が闇落ちしたら誰が光になるねん!?

誰にもなんにも言わない男はさあ… いっぱいいっぱいなんだろうな感が節々に滲み出て悲しい気持ちになる 師姉がいてくれて良かった…てたくさん思った

邪道を極めてからの魏嬰は、決して間違ったことばかりをしているわけではないけど、今まで器用に立ち回っていた分、1人で全てを背負って、「険しい道を突き進むのみ」と強引に事をどんどん進めていくし、孤立していく。

その結果、救われた命もたくさんあるけれど、失われたものもあって。

魏嬰の行動原理は「弱気を助け、強きを挫く」という非常にシンプルな誓いに基づいているから、見ている側としてはスッキリする部分もあるし、感情移入もしやすいんですが、彼の味方になってくれる人があまりにも少ないというか、周囲との協調性に欠ける彼の挑発的で負けん気の強い性格も相まってどんどん悪の道を極めていくように見えてしまう。

師姉はずっと魏嬰を信じているし、ずっと優しくしてくれるけど、金氏に嫁いでしまってから魏嬰のメンタルケアをしてくれる人がいなくなるんだよね。そしてその、何もかもを捨てて、魏嬰が守った最たるものが温情や温寧たちを含む温氏の一族だと思うんですけど、彼らも最終的には魏嬰や温寧の件で見せしめのように殺されてしまうわけで。

 

温情が好きだったので、殺されることがわかっていながら、謝罪に向かうことを決意するところはほ~~んとに辛かった。

きっと、魏嬰のことを洞窟の中で昏睡させて身動きがとれないようにするときも、魏嬰が目覚めたあとどのような感情に支配されるかもわかっていて、ああせざるを得なかったであろう温情の気持ちを考えると頭抱えてしまう。温情も江澄のことを騙して自らの金丹を差し出した魏嬰と同じことをするんだな…。

温情が魏嬰に抱いていた感情は私には推し量れないんですが、きっと2人はすごく似た者同士だし、通じる部分があったんだろうなと思います。

 

温情〜〜〜…食ったら連れてってやるって言われてボロボロにやつれて食欲ないはずなのに必死でパンを口いっぱい頬張ってる温情が健気で痛ましくて泣いた

25話のボロボロになりながら温寧を探していた温情と魏嬰がすれ違って、気付かないまま通り過ぎるのに、そのあと振り返って温情を見つける魏嬰の演出がすごく好きです。

魏嬰は見たいものだけ見ているのではなく、小さな変化も見逃さないというか、見ないふりができない人なんだなと思って。

温情も温氏という立場があるのに魏嬰や江澄を助けたり匿ったり、一番大切なのは家族だけのはずなのに、温寧もそうだけど、恩に報いるという気持ちがずっとあるところが人間みがあって大好きです。ドラマの温情はアニメや小説とは違うようなんですけど、私はドラマの温情がすごく好きでした。

 

魏嬰が邪の道を極めてどんどん破滅の道を歩んでいく中で乱葬崗のあのときに唯一守れた命なんだなと思うとよかったね…てなってしまうし藍湛ありがとな…

思追が阿苑だとわかるシーンはめちゃめちゃ泣きました。魏嬰もそうだけど、阿苑が生きていたことは温寧にとっても救いだと思うので。あの嵐の前の静けさのようなささやかすぎる幸せな時間の中で、魏嬰の行動の結果、唯一人間のまま守ってあげられた命が思追なんだよね。

 

思追が温寧助けに戦いに行くところよかった

温寧が不憫で可愛くて泣きたい気持ちになる 本当は死んでたはずなのに傀儡になって温情よりも長く生きることになって鬼将軍と恐れられてひとりで友達もいなくて魏嬰は藍湛とイチャイチャしてるし…魏嬰は温寧のこと大切に思ってはいるけどあんまり慰めたり直接的に優しくしたりしないから余計にそう感じるのかな…

ドラマの中では傀儡になった温寧の感情がイマイチよく掴めなかったので、傀儡となって鬼将軍と恐れられ、心優しい彼が武器として人をたくさん殺めて、結果的に姉の死の一因になってしまったり、魏嬰が死んだあとも友達も理解者もおらず、酷い目にあったりして死ぬこともできずに彷徨い続けていたことが果たして温寧にとって幸せだったのかずっと考えていました。

でも、成長した阿苑に気付いたシーンを見て、素直に生きててよかったね…と思ったし、酷いことをされても温寧はずっと心の優しいまま、魏嬰のことを慕い、守り続けるのが健気で涙ぐましかった。

 

城編ふ〜んって気持ちでしか見てなくて薛洋のあれそれも見てる時はあっそうなんだ…くらいの感情だったんだけど終わってから色々噛み締めて今ヤッッバて感じ

暁星塵と宋嵐と薛洋の関係性ヤバすぎ クソデカ感情しかねえ 薛洋があんな感じと思わなくてめちゃくちゃびっくりした…お前…めちゃくちゃ歪んでるんだが…そっか〜〜〜〜〜〜〜

阿箐と暁星塵の関係可愛くてニコニコで見てたのになんでこんなことに…

薛洋が気に入ってるのに壊れてもいいって粗末に扱ってた玩具がいざ壊れたら泣き出しちゃう子供みたいであんな狂人ムーブしといてやべえ感じプンプンしてたのに3年も一緒にいて情湧いちゃってるのお前人間じゃん…てなっちゃった

復讐をするために近づいて彼の人生めちゃくちゃにしたのに3年一緒に過ごしちゃって昔の自分が欲しくてたまらなかった飴をくれるのが暁星塵だと気付いたのが死ぬ間際なのほんと…誰も幸せになれん…宋嵐と暁星塵の関係性もめちゃくちゃ辛いのですが!?自分が殺したってあとから認識させられるのエグい

 薛洋、暁星塵コスプレお兄さん…!?!?!?

ここなんだよな(ここなんだよな)

義城編が刺さる人間がこの世にはいっぱいいると思うんですけど、自分も例に漏れずそうでした。

最初に薛洋が出てきた時に、「なんだこのやたら不穏を匂わせてくる男は…」と思っていたんですけど、それ以降全然出てこなかったので完全に油断してた。顔が好きです。

暁星塵に対して、あれだけのことをしておいて、彼が死んでしまったことが受け入れられずに7年間も執着して、あんなに人に頼るのが嫌いそうな性格なのに魏嬰を探してまで暁星塵を生き返らそうとしてるの、何~~~~~~~~~~????

人が苦しんだり、泣き喚いたりしているのを愉悦的に楽しむ人の心がないタイプの狂人だと思っていたので、マジでピックリしました。

生き返らせた暁星塵に何を伝えたかったのかな、どうしたかったのかなと今でも時々考えてしまいます。

 

薛洋は、初めは目の見えない暁星塵を騙して、復讐のつもりでやってた夜狩だとしても、だんだんと2人で協力して傀儡を倒して、何かをなし得たような、善行をしたような気持ちになっていくのが気持ちよかったのかもしれない。

暁星塵は愚直で真摯に物を見るような人なので、きっといいことをしたらいいことだけ褒めてくれただろうし、宋嵐が義城を訪ねてきた時に兄弟のように戯れあうような関係を3年の間に形成できちゃったんだろうな。

3年間何も手出しせず、一緒に暮らしていたというのは、そういうことなのかなと思ってやまない。薛洋は、自分の身分が低いことも、過去にやってきた善行とは程遠いことも、高尚な暁星塵とは何もかも違うということを知っていて、悪事を働かせることで自分と同じになって欲しかったのかな…。このあたりはアニメ・小説を履修したら考え方変わるかもしれないな~と思います。

 

飴のシーン。

 

実際に薛洋が暁星塵から飴をもらっていたということなのかもしれないんですが、自分は、薛洋の願望なのかなと思って見ていました。

興奮して友人たちにも3回くらいその話してしまいました。

自分が欲しいと望んでいたもの(=飴)をくれる人が暁星塵だと気づいた、ということで、その飴は薛洋にとっては、暁星塵たちと過ごした3年の平和な時間だったのかもしれないですね。暁星塵に対する執着が何かわからないまま、10年過ごしていて、死ぬ前にやっと気づいたんだとしたら、薛洋~~~~~~~~~~てなる。

薛洋は、魏嬰のバッドエンドルートというか、江に拾われなかった魏嬰と重なる境遇なので、余計に辛いというか、ひどいこといっぱいしているのにどうしても切ない、やるせない最後だったなと思いました。

 

暁星塵が死んだあとに、丁寧に体を拭いて食事を2人分用意して、おままごとのように家族のような役割をこなそうとする薛洋を見ていると、きっと誰かに愛されたこともなく、誰かと3年も一緒に過ごしたこともないんだろうなという彼の人生が透けて見えるようで悲しい気持ちになった。本当は義城で過ごしていたときのように、野菜を代わりに買いに行って、目の見えない暁星塵に尽くしてあげる薛洋が彼の本質なのかもな~と思ってしまった。

泣くほど感情が揺れるような巨大な感情を暁星塵に対して抱いてることも認識していないんだろうなという感じもして、情緒がめちゃめちゃ…。

 

 

仲悪いふたりが手錠で繋がれるやつエー〇リーの秋組で見ました!(違うよ)

特殊EDで走馬灯みたいな映像流れてきてキャッキャしたんですけどいい最終回だったな

無理して頑張った後に熱出すの解釈

魏嬰と藍湛の話。

正反対の2人が同じ方向を向いて歩くようになって共闘するみたいなやつ、みんな好きだろ。

 

25話見ました「俺はお前のなんなんだ?」「私はお前の何だ?」プロポーズじゃん…

最後の隠しておきたいみたいなやつ、何〜〜〜…!?てなった しかも藍湛は隠しておきたい者がいるって言い方なのに兄者には全部バレとってウケた

27話心のどっかで魏嬰は殺されてでも自分を止めて欲しかったのかな…
ここらへんから藍湛もどんどん魏嬰を気にかけたり干渉してきたりするようになるんですけど、堅物で真面目で品行方正と言われてきた藍湛が、規則を守り自由という言葉とは対局にいたような藍湛が、魏嬰を守るために他を顧みず行動するの本当にいいな…。
 
最後のシーン最初に見てたから何がどうなってああなるんだろうって思ってたけど想像してた解釈と違って泣いた…戦って追い詰められたと思ってたけど自らそうなったんだな 嗚呼〜…藍湛が腕掴んでくれたところの魏嬰の表情見て泣いてしまった どれだけ嬉しかったやろうな…
金丹の下りの話から江澄のことずっと好きになれなくてしかも最後アレだし魏嬰はこれだけ尽くしてるのにお前は…!お前は…!てなってたんだけど、最後のあれはそういうことじゃなかったんだな…
金丹の話、やっと今までずっとモヤモヤしてた江澄の魏嬰に対する扱い(仕方ないんだけど)が報われたような気もして温寧が強気にどんどん責めてくれて嬉しかった…でも江澄はそんな事言われてもなあ!になるよな…ごめん…

魏嬰の最後のシーン、最初の方で藍湛が魏嬰の手を掴んでいて、江澄が剣を振りかざすという切り取られ方をしているので、江澄がとどめをさして、過去編は終わるんだろうな、と思いながら見ていたんですけど、違いました。

最後まで江澄は魏嬰のこと憎めないしそれを素直に表してあげられない不器用な人なんだなと思ったし、ちゃんと意図を組んで手を振りほどく魏嬰はやっぱり兄弟なんだな…。藍湛がやっぱり手を離さないのも、よかった。

 

金丹の話は、魏嬰が剣を佩けなくなって邪道を極めるきっかけの一つでもあったので、江澄からキツイ言葉をかけられるたびにめちゃめちゃモヤモヤしていて、魏嬰は一生言うつもりがなかったんだろうけど、知らせてあげられてよかったのかなと思いました。

江澄が金丹失って廃人になりかけてるシーンが超辛かったので、魏嬰の自己満足だったとしても、やっぱり金丹あげてよかったんじゃないかなというか、江澄は剣の道でしか生きていけないんだという魏嬰の解釈は正しかったのかな。

 

藍湛が過去編で出来なかったことをずっと悔いてて現在編で全部それやろうとしてくれるの16年…になるな あんなに嫌がってた酒今は当たり前のように持ってくるもんな…金丹の話の時にめちゃくちゃ泣いてたし痛みのことを1番に気にしてたのよかった〜…1人で全部抱え込んで死ぬ男に執着すると大変ですね

魏嬰の行動原理でもある「弱きを助け、強きを挫く」というのが、きっと藍湛にももともと根底にあって、それが魏嬰と出会ったことでより一層強固になって表に出るようになっていったんだろうなと思ってるんですけど、いかんせん藍湛は全然喋らないので、現在編になると突然信頼度MAX!執着!過保護!もう絶対離さん!みたいな感じになるので普通にびっくりする。

でも規則に縛られてた頃の藍湛よりも今の方が生き生きしてるようで良い。2人の関係性に「知己」という名前がついていたのもすごくよかったな。

 

他にも言いたいことがいっぱいあったんですけど、気づいたら8,000字くらいになってしまって怖くなったのでやめます。

 

陳情令見終わってからアニメ魔道祖師を見ると、「わかる!わかるぞ!」と進研〇ミでやったところ気分を味わえてかなり理解が進みました。

陳情令は原作と異なる点もかなりあるようですが、丁寧に作られているので、陳情令からの魔導祖師は世界観やキャラクターの理解がしやすかったです。

字幕で見ているので、傀儡や印虎符などの言葉を文字として覚えて理解できているという点も大きかったです。

だいたい髪型がみんな同じで服以外でキャラクターを見分けるのがかなり難しかった上に中国名に馴染みがなかったので、以前アニメを見ていた時は声優でキャラクターを見分けていましたが、今回はちゃんと名前も顔もわかるので楽しかったです。

 

最初はU-NEXTの無料登録期間に見終わりたいという気持ちもあって、急ぎで見たのもあるんですが、単純に話が面白くて、途中からは予定よりもかなりハイペースで視聴していました。

映像作品をほとんど見ないのでクオリティについてのハードルが低いんですけど、それでもセットや小物、衣装も全くチープに感じなかったし、洞窟とか水辺とにかく撮影しにくそうなシーンがやたら多くて大変そうだな…とか町中ひとつにしてもエキストラが多くて、お金が掛かってるんだな~と常々感じていました(予算はそんなになかったと聞いてびっくりしました)。

 

普段声優さんのお芝居ばっかり聞いているので、普通のドラマを見ていると滑舌とかイントネーションが気になってしまうタイプのオタクなんですが、そういう発音の善し悪しはわからないし、字幕で補うことしかできなくとも、役者さんのお芝居が素晴らしいことはひしひし感じられたし、話数を重ねるごとにみんなお芝居が上手くなっていく感じがあってよかった…。

 

4月は仕事中もずっと陳情令のことを考えていて、一日中忘羨が脳内で流れ続ける仕様になっていました。働き始めてからオタクとしてやりたいこといっぱいあるけどなんも出来てないな~~という感覚があったので(労働は悪)、40分×50話分字幕で中国ドラマ見れたことはなんか自信になりました。まだまだ頑張れそうです。

 

とにかく、陳情令見れてよかった~~~!